弁護士事務所に勤めるまで
個人事務所に再就職~その勤めるまでの経緯
司法書士事務所で司法書士補助者として働いたのが最初の私仕事でした。
最初の仕事が個人事務所だったため、その後何年か経理事務をしていたのですが、転職時にやはり個人事務所の事務員として働きたいという気持ちがあり、転職活動を始めました。
1人事務ということで、大変勉強になったということも転職活動に事務所勤務を希望した理由でもあります。
ただ、士業の個人事務所といっても様々な分野、種類があります。
ですので、まずどの分野がいいかから選び始めました。
税理士事務所
最も馴染み深い士業で、会社経営者だけでなく、相続その他、相談は税理士さんにまず相談する人も多いのではないでしょうか?
そこからほかの士業へ紹介してもらうなり、間に入ってもらうなどの経緯でかかわっていく人が多いと思います。
ですので、1年中忙しそう・・・特に3月とか大変そうということで最初から候補外にしました。
やはり勉強になる仕事を希望はしても忙しすぎるのは避けたかった・・・
社会保険労務士事務所、特許事務所などの個人事務所
友人にはこちら方面の事務所に勤めている友人もいましたが、私としてはあまりなじみがないため、候補にすら入れていなかったですね。
個人事務所を希望した際、もう少し勉強してみてもよかったかも知れません。
私が就職活動として選んだ士業は弁護士事務所でした。
当時は新聞広告や雑誌が主に募集広告が載っていたのですが、意外と多くの個人事務所が載っています。
ただ、私はといえば、働き始めるまで新聞や雑誌で募集を見まくったかといえば違います。
広告が出たタイミングで弁護士事務所に応募したわけではありません。
その時の私は、友人の助言で転職活動をし始めたのです。
きっかけは 近くの弁護士会に聞いてみたら~の一言!
新聞や雑誌で募集を探さず、その行動に出たのは、知人の一言があったからです。
『東京ではね、弁護士会に直接募集があるか聞くこともできるよ~』
その一言が経験のある司法書士事務所でなく、弁護士事務所に的を絞った経緯です。
まず、履歴書を書き、私の通勤可能範囲にある弁護士会に電話しまくりました。
所属されてる弁護士事務所に事務員の空きありませんか?
募集している事務所ありませんか?
事務員希望の人の履歴書おいておくところはありませんか?
といった具合にです。
今思うと大変怖いもの知らずでした。
結果は、地方ではそんなことをしているはずもなく、答えは当然 NO! でした。
ただ、電話した中で一番多くの所属弁護士のいる弁護士会が
『履歴書を送ってください。メールボックスに入れておきます。』と言ってもらえたのです。
でも、実は私自身結果がすぐに表れるとは思ってみませんでした。
運よく履歴書を見てもらうことができました
履歴書を送って約一週間だったと思います。
〇〇法律事務所から電話がかかってきた・・・
その後、面接を受けてその場で合格を言われました。
その事務所が事務員募集を始めたのとほぼ同時期に私の履歴書を見たとのことでした。
後で聞いた話では、すでに新聞広告をした後でしたので、募集が20人ほどいたということでした。
その地方では弁護士会を通しての多分初めての応募だったからか、怖いもの知らずの行動を認めてもらえたのかはわかりません。
もう覚えていませんが履歴書の内容に目をつけてもらえたのかも知れません。
20人の中から選ばれた1人になれたのは、たぶん私の人生の中で最初で最後の貴重な経験でした。
士業の事務員募集について
弁護士会のホームページに事務員募集の一覧、研修の項目ができていた
今、募集のきっかけになった弁護士会のホームページを見てみると、現在募集中の弁護士事務所の一覧が載っていました。
日本全国の弁護士会すべてがこのような募集をしているわけではないようですが、大都市圏の弁護士会ではこのような募集システムが出来上がっているようです。
≪ 参照 ≫
東京弁護士会 求人情報
大阪弁護士会 求人情報
愛知弁護士会 求人情報
調べてみると、弁護士会だけでなく、ほかの士業についても、それぞれの所属会に募集の案内が載っているところも多かったので、士業の個人事務所に努めたいと思ったら、一度見てみるといいと思います。
ちなみに、弁護士会のHPでは事務員向け研修など案内されている弁護士会もあるようです(載せていないところでも、会員サイトなどにあると思われます)。
もしかしたら、事務員ではなくパラリーガルをされている方が多く研修を受けているかもしれませんが、一応事務員と名うっていますから、事務員向けなのでしょう。
ネットの普及した現在だからできることですが、本当にうらやましい。
弁護士事務所という少し難しいと感じる仕事に対してスキルUPのチャンスがあるということは心強いです。
個人事務所というところ、特に私が勤めていたような先生1人事務員1人といった事務所では、わからないことを聞こうにも聞く先がいないなどということも少なくないです。
先生に聞けばと思うかもしれませんが、聞くほどの内容でなかったり、そもそも法廷などでいなかったりすることが多い職場です。
いても忙しくしていたら聞ける状況ではありません。
それに、業務に対する知識あるのとないのとでは、先生の言わんとしていることの理解度も違います。
こういった研修を受けることで知識が増え、仕事もスムーズにこなせるようになり、また仕事の幅も増えると仕事がより面白くなっていきます。
日弁連での研修制度もある
また、日弁連も法律事務職員の研修をしているようで、そこでは初級研修通常の研修まであるようです。
さらには事務職員の能力認定試験も開催されているようで、まだ第14回目と若い認定試験ですが、受けてみるのもいいと思います。
日弁連のHP内にありますので、参考までに載せておきます。
研修
認定試験
士業系の事務員求人 派遣会社は多数ある
最近では求人と言えば派遣会社ですが、士業系についても通常の募集の他に派遣会社を通して働く人が多いようです。
それだけ人材不足なのでしょう。
私が働きは秘めたころは派遣業はあってもそこに募集をかける士業の先生は少なかったと思います。
クライアントとして士業の先生に依頼しようとしても、基本紹介でなければ受けないような時代でしたので、事務員募集を派遣会社を通すなどもっての外だったと思います。
時代が変わり、宣伝もある一定程度できるようになり、それぞれの個人事務所のホームページでも募集はされているかもしれませんが、派遣会社への募集に抵抗なくなったようです。
個人事務所の事務員は長く働いている事務員さんが多いのですが、やはり入れ替え時期は先生方には大変なストレス。
ある程度業務に慣れた派遣社員は、先生方の心強い味方になっているのかも知れません。
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