事務員の仕事は決してデスクワークばかりではありませんが、長時間椅子に座っていることが多い仕事です。
集中して仕事をしていると、いつの間にか足がむくんで腰がつらいなどの状態に陥る事がよくありました。
私は何年も首回りや肩甲骨周りが固い板のようになっていました。
普段つらくても、集中して業務をしているときは問題ないですが、一段落してホット一息ついた時に突然症状が現れるのです。
集中しながら業務をしているときは感じない違和感や辛さは長年の姿勢の延長の結果なのですが、その姿勢を矯正するクッションなどを使ってはいかがでしょう。
長時間前のめりでPCの操作をしていると肩のコリや延いては痛みにつながります。
足を組み続ければ側弯(背骨が左右のどちらかに曲がる)になるかも知れません。
座り仕事が長ければ足のむくみにつながります。
歩いたり動いたりすることが適度にあれば、躰は元に戻ろうと調整してくれるのですが、忙しいとそうもいきません。
そんな時に、内側から躰をサポートしてくれるグッズを使ってみるといいです。
サポートグッズ
事務椅子にクッション
長いこと事務員として働いてきましたが、事務員の多くは椅子の上にそのまま座るか、クッションを使っても安価で売っている簡易なクッションを使っていました。
仕事場にちょっと高価なクッションを置くのは少し躊躇するのかも知れません。
クッションによっては形が変わっていて大勢が働く職場で使うと目立つのも使わない理由でしょうか。
他の人が自分の椅子に座ることもあるでしょうし、無難なクッションを使うのは当然かも知れません。
でも、肩が痛いとか背中がパンパンな状態を長期間続けていれば治りにくくなりますし、いずれは眼や聞こえなどほかの症状につながっていき、事務仕事に影響が出ます。
肩の痛みが腰や足から予防できるならば、したいと思いませんか?
まずはしっかり椅子に座ることから始めないといけませんが、椅子にクッションを使うことでさらに効果が高くなります。
そのクッションはペラペラなものでは軽く腰掛けてしまうので、ある程度厚みのあるクッションを使うべきです。
クッションに姿勢矯正の機能があれば、普段している悪い姿勢癖を少しだけ予防してくれるかも知れませんし、体圧分散の機能があればさらに症状の悪化をおさえるかも知れません。
どんなクッションがいい?
ただ、クッションを使うと言っても、クッションは種類が多いです。
姿勢矯正で宣伝しているクッションや体圧分散型のクッションが多数出ています。
材質も樹脂製の硬いものからウレタン、低反発まで様々。
また人それぞれ躰のつくりが違い、それぞれに好みもありますので選ぶのは簡単でありません。
実際に私は、ショップで実際に座っていいと思ったものを買ったのに、長時間座るることができず使うのをやめてしまった・・・なんてこともありました。
ただ、自分に合ったクッションを見つけるのは難しいかも知れませんが、合ったものを見つけたら長期間使用できますし、必ず事務仕事をサポートしてくれるグッズとなることでしょう。
私のクッション歴
私は長期間の頸肩痛や足のむくみに悩まされ、眼や耳の疾患につながってしまっていました。
ですので私のクッション歴は長いです。
そのほとんどが失敗歴!
自分に合ったクッションを見つけるまでが非常に長かったので、それを紹介してみようと思います。
- 厚みのある低反発の四角いクッション
私は低反発は合わないというのをこの時知りました。
厚みがあればあるほど逆に抵抗を感じるのです。
安かったので無難と思い買ったのですが、姿勢矯正でもないですし、失敗したな~と思ったクッションでした。
ただ、低反発があっている方や躰の症状がない方は形も無難ですし、案外しっかりしたクッションがあることで軽く腰掛けることを防げます。
深く腰掛けることで前傾姿勢も防げるので、十分使える方も多いと思います。
- 少し傾斜のあるクッション(材質不明、たぶん低反発系)
少し傾斜のついた見た目は通常の四角いクッションです。
姿勢矯正ではありませんが低価であり、傾斜が付いていることで姿勢が定まるかと思い購入したのですが大失敗でした。
重心が定まらない、傾斜があることで前傾姿勢に拍車がかかってしまうという感じでした。
これも多分ですが低反発系の素材だったと思います。
- 四角い形のゲルクッション
最近はやりのゲルクッションです。
これも低価で購入しましたが、低反発と同じ理由で私には使い物になりませんでした。
ゲルが好きな人あっている人には十分効果はあると思います。
-
コジット 骨盤サポートクッション
ショップで実際に座って購入しました。
しかし、実際に事務で使ってみると事務椅子に置くこと自体が安定しない。
購入の時に一時的に座った感触と長時間座るのとは感触が変わってくる。
形が中心が沈みこむ形のもので、膝付近の腿裏が痛くなり、また腰のあたる部分も長時間座っているには違和感を感じ、すぐに撤去したクッションです。
このクッション、そもそも事務椅子には向かないのかも知れません。
- 体圧分散型3Dクッション~私の一押し~
楽天でNO.1を記録したクッションと同形状のクッションを購入ました。
あくまでも同形状ですので楽天の物とは全く同じではないと思いますが、大変使い心地のいいものでした。
材質は楽ウレタンか低反発かは不明ですが、低反発だったとしても私には違和感なく使うことができました。
上記のコジットと同じように中心部に体圧が寄りますが、ちゃんと両大腿部の下に重心が収まりつらくありません。
この商品は少しお高めですが、使ってよかったグッズになりました。
3Dクッションと同形状のものも複数のブランドがあるようで、材質や使い勝手もそれぞれに違いがあるようですが、お値段的には3000円半ばから4000円台で出ています。
試してみる価値は大きと思います。
足のむくみグッズおすすめも少しだけ
- かかとなしスリッパ(コブ付き)
このスリッパ、私の足のむくみを改善してくれたグッズです。
いつもはダイソーで購入していますが、時々早く寿命がきてしまいますのでネット検索したところ、複数出てきました。
お好みの色柄がありますので、休憩中などに使ってみてはいかがでしょうか?
私は、職場では休憩中少し履くだけですが、使い始めて1週間でふくらはぎのつらさだけでなく、体全体の硬さも取れました。
長年抱えてきた脚の苦痛だけでなく体の柔軟性まで取り戻し、肩の辛さも軽減。
筋肉のこりから入力作業に辛さを感じていましたが、だんだん良くなりました。
最初はコブのあたりが痛いな~と感じたのですが、使い始めるとすぐに馴染んできて苦にならなくなりました。
あくまで私個人の使用後の感想なのですが、もし脚の辛さを抱えていたら、一度使ってみるのもいいかも知れません。
デスクワークを内側からサポートしてくれるグッズはクッションやスリッパの他にも種類あるでしょう。
人によってもサポートしてくれるグッズの中身は違ってきますが、この2つのグッズは私の役に立ったものでしたので、参考までに書いてみました。
グッズがない時は
PCのモニターの位置を変える
事務の仕事はどうしても下を向いて仕事をすることが多いものです。
ただ、最近は画面モニターの位置を変えるグッズも多くなりました。
完全には目線に合わせられなくとも、少しでも上げることで頸や腰の負担は軽減するものです。
ノートパソコンはキーボードがつながっていますので、入力をするなどの操作を考えると高くなりすぎるものは不向きですが、あまりごつくなく高さ調節もできるなどのパソコンスタンドも出でいますので、参考にしてみてください。
仕事の合間に体の構造面を意識してみて
そしてこれはグッズとは関係ないのですが、たとえクッションなどを使っていなくても構造面を意識すると体にはいいものです。
椅子に深く腰掛け、骨盤を立てて、顎を引き、目線は前を見る
足特にかかとはしっかり床をとらえるように座るように心がける
背もたれは添え物くらいで腹筋を使うように座る
いつもは軽く腰掛けていても仕事のあい間の少しの時間だけでもいいです。
ほんの数分でも体の構造を意識してみるのをお勧めします。
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